おすすめの家庭向け顕微鏡(小学生・中学生・大人)

おすすめの家庭向け顕微鏡(小学生・中学生・大人)

顕微鏡は、子どもや学生が科学に興味を持ち、自然界の小さな世界を探求する素晴らしいツールです。この記事では、大人はもちろん、子どもでも家庭で使用できる卓上顕微鏡と、持ち運びが便利なポータブル顕微鏡について詳しくご紹介します。

1.卓上顕微鏡

卓上顕微鏡は、室内の安定した広い机の上に設置し、照明の調整やプレパラートの準備が容易に行える環境が理想的です。また、電源が必要な場合も多いため、コンセントの近くでの使用が望ましいです。

👍卓上顕微鏡のメリット

  1. 高い安定性:重量があるため、観察中にブレがなく、安定した観察が可能です。顕微鏡が動かないことは、特に微細なサンプルの観察において重要です。安定した観察により、詳細な観察結果を得ることができます。
  2. 高倍率:高倍率のレンズを使用できるため、細胞や微生物の詳細な観察ができます。倍率が高いほど、観察対象の微細な構造を確認でき、教育や研究に役立ちます。
  3. 拡張性:カメラやコンピュータ接続など、さまざまな拡張機能を持つモデルが多いです。デジタルカメラを接続することで、観察結果を記録したり、コンピュータと連携することでリアルタイムで表示したりできます。これにより、教育現場での使用が一層便利になります。

👎卓上顕微鏡のデメリット

  1. 重量とサイズ:大きく重いため、持ち運びには不向きです。特に子どもが一人で移動させるのは困難であり、設置場所を決める必要があります。
  2. 価格:高性能なモデルは比較的高価です。品質の高いレンズや多機能なモデルほど、価格も上昇します。
  3. 電源の必要性:多くの場合、電源が必要であり、アウトドアでの使用には不便です。電源がない場所では使用が難しいため、屋外での観察には向きません。

 

生物顕微鏡と実体顕微鏡の違い

顕微鏡には大きく生物顕微鏡と実体顕微鏡の2種類があります。

生物顕微鏡は、主に細胞や微生物、組織の薄切片などの微細な構造を観察するために設計されています。高倍率のレンズを使用し、透明なサンプルを光源からの透過光で観察します。

一方、実体顕微鏡は、低倍率で立体的な観察を行うための顕微鏡です。昆虫や植物の表面、電子部品などの立体的で不透明なサンプルを観察するのに適しています。光源は通常、上部からサンプルに照射されます。

 

おすすめの生物顕微鏡

  • SWIFT SW380T


    予算:
    約5万円
    説明:多機能な本格生物顕微鏡です。双眼接眼部に、写真やビデオ撮影に適したユニバーサルカメラポートも装備している。
    購入:Amazon

 

おすすめの実体顕微鏡

  • SWIFT S306S-20-2L

    予算:約3万円
    説明:組み込み型の照明で立体的な試料も観察が容易。
    購入:Amazon

SWIFTは創業50年を超える老舗の米国光学機器メーカーです。生産は中国ですが、過去に日本メーカーが望遠鏡の提供もしていた事もあり、光学性能・品質ともに定評があります。今回は家庭用ということで、価格も安く、コスパの良い顕微鏡をご紹介しました。

 

2.ポータブル顕微鏡

ポータブル顕微鏡は、屋外や旅行先、教室などでの使用に適しています。軽量でコンパクトなため、バックパックやポケットに入れて持ち運ぶことができます。自然観察やフィールドワーク、出先での学習に非常に便利です。手軽に持ち運べるため、場所を選ばずに使用できます。

👍ポータブル顕微鏡のメリット

  1. 持ち運びやすさ:軽量でコンパクトなため、どこへでも持ち運べます。旅行や遠足、屋外学習など、場所を選ばずに使用できるのが大きな魅力です。
  2. 簡単操作:シンプルな設計で、誰でも簡単に使用できます。子どもでも扱いやすく、初めて顕微鏡を使う人にも最適です。
  3. バッテリー駆動:多くのモデルはバッテリー駆動で、電源が不要です。屋外でも使用できるため、自然観察に最適です。電池があればどこでも使用できるのが便利です。

👎ポータブル顕微鏡のデメリット

  1. 倍率が低い:高倍率の観察には向いていません。微細な観察には不向きであり、詳細な構造を確認することは難しいです。
  2. 安定性の不足:軽量であるため、観察中に動きやすいです。安定した観察が難しいため、固定するための工夫が必要です。
  3. 機能の限界:拡張性や高機能は期待できません。シンプルな構造であるため、詳細な観察やデジタル記録には向いていません。

おすすめのポータブル顕微鏡

  • ミクロハンターキットLite

    予算:
    約8千円
    説明:ポータブル顕微鏡の欠点である倍率の低さ、光学性能の低さを克服した製品。スマホに取り付ける事でスマホが本格顕微鏡になる。観察記録として写真を撮ったり共有したりが便利。指先サイズという小さなレンズからは信じられないような倍率と光学性能を誇る。
    購入:ミクロハンター公式ショップ
     
  • レイメイ藤井RXT300N
    予算:約4千円
    説明:片手に収まるサイズの顕微鏡。100倍・150倍・200倍・250倍のクイックズーム機能、LEDライト・UVライト機能などが付いている。
    購入:Amazon

顕微鏡を選ぶ際には、使用目的や環境に応じたモデルを選ぶことが重要です。卓上顕微鏡は高倍率の詳細な観察に、ポータブル顕微鏡は外出先での手軽な観察に適しています。お子様や学生が科学の世界を探求するための素晴らしいツールを見つけてください。

家庭での使用から外出先での観察まで、適切な顕微鏡を選ぶことで、科学の楽しさや学びの深さを一層広げることができます。科学への興味を持ち、探求心を育むために、ぜひ顕微鏡を活用してください。

ブログに戻る

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。