我が家から車を30分ほど走らせたところに田園地帯がある事を知り、7月下旬頃に訪れてみました。
ここは本当に東京?と思ってしまうほど広々と田んぼが広がっていて、夕日に青い葉が揺れていました。
今回この場所に訪れた目的のひとつは、
ミジンコをゲットすること!
家からもっと近いところにも田んぼはあるのですが、カイミジンコという別種の生き物しか採取できなかったのです。。。
(画像クリックするとTwitterが開きます)
川や池でも水を採取したりもしたのですが、なかなか普通のミジンコが見つからず・・・
そして今回、情報を得てこのある田んぼに来たのですが・・・
ガビーン、干からびてる・・・
暑い日が続いた上に、何日も雨が降っていなかったので、土がわずかに湿っている程度でした。
でもこんなことであきらめる私ではありません。
水たまりになっているところがないか田んぼ脇の道を歩き回りました。
そして!見つけました、水!
良かった~、わずかに残っていた水たまりからプラスチック容器を使って採取!
結果は・・・
なんかミジンコいそう!微生物がたくさん捕れました〜
早速、家に持ち帰った微生物たちをミクロハンターレンズで観察してみます。
【今回使用した顕微鏡観察道具】
★ミクロハンターキットLite
★ホールスライドガラス
※ミジンコをつぶさないようにするため
★カバーガラス
それでは、まずはお目当てのミジンコから!
↑ケンミジンコは特徴的なので分かりやすいですね。
ん?よく見ると背中に何かいます。ピントを合わせてみましょう。
背中にミジンコの赤ちゃんがいました!
実はミジンコは、無性生殖と有性生殖のどちらも可能ってことを知っていましたか?
★無性生殖・・・雌だけで増殖。卵から赤ちゃんになるまで胎内で育てます。環境が良いと生まれるのは全部雌です。
★有性生殖・・・環境が悪くなると雄を生み、雄と雌の間で有性生殖を行うようになります。そして「耐久卵」というもの作ります。これは乾燥に強く、長い年月が経っても環境が良くなればまたミジンコが生まれます。
さきほどの写真のミジンコは、今にも干上がりそうな水たまりから採取したので、胎内にいるのは雄だったかもしれませんね。
ヤゴの一種でしょうか?
そしてこちらのつぶらな目をしているかわいいやつは、ウズムシです。
ちなみに水槽の中によく湧くプラナリアは、ウズムシの仲間です。
田んぼは生き物の宝庫でした!
たったひとすくいの水の中にこれだけたくさんの微生物がいて、観察もとても楽しかったです♪
※夕日に照らされるイトトンボ
こういう田んぼ風景はいつまでも残って欲しいな、と思いました。
お米農家さん、頑張って下さい!私も頑張ってお米食べます!
「こんなの撮ってほしい」というようなリクエストにもできるだけお答えしますので、お気軽にご連絡下さい♪
それではまた!
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